彩 愛玲
東京出身。台湾系華僑3世。
国立音楽大学卒業。
東京芸術大学別科修了。
父方の祖父は台湾人で音楽家、母方の祖父は日本人で僧侶というユニークな文化のなかで育つ。
幼少よりクラシック音楽を学びながら、仏教の知恵や東洋思想に根付いた暮らしをおくる。
はじめてハープを奏でたとき、その一音の中に"すべてがある"というインスピレーションを受け、ピアノからハープ
へ転向。以後、研鑽を積む中でハープは自身の中のあらゆるものをそぎ落とし、あるがままを奏でるハープに
辿り着くこととなった。そこにあるのは音にのせた祈り...。
"ハープの中にある祈りにも通じる音色は、
国境を越え、とらわれない光のように水のように躍動する"
音楽大学在学中より現代音楽において活動をはじめ、国内はもとより、アメリカ、スウェーデン、中国、韓国、台湾などでソリストとして演奏。2004年MIT発刊「Computer Music Journal」に演奏を提供。
2007年CD「花一輪」(キングレコード)リリース以降はクラシック音楽にとどまらず、舞台、朗読、落語、ファッションショー、など異ジャンルとのコラボレーションを積極的におこない、
また、ポップスアーティストとの共演やレコーディング、ライブサポートにも参加。20年以上のキャリアを積む。
これまでにVan Dike Parks, 細野晴臣, UA, 梁邦彦, チェンミン, YUKI, Monday 満ちる,渡辺真知子, 五木ひろし(敬称略)などと共演、ライブサポートを行う。
自作曲は台湾をテーマとしたドキュメンタリー映画やBS TV番組などへ提供されている。
演奏活動と並行して10年にわたりハープの即興演奏による音の瞑想、ヒーリングセッションを行っており、2021年
東洋思想の五行より水をテーマにした即興演奏集のCD"水瞑想"を制作。
多岐にわたる活動から得た経験と自身のルーツを背景とした考えに基づくオリジナルの即興演奏によるヒーリングセッションとハープの演奏講座 ZEN harp®︎を主宰する。
ハオリーチャ
東京育ちの私は、日本と台湾、2つの文化と生活様式の影響を受けて育ちました。
祖父母が煮出す漢方。その独特の香りを今も懐かしく思います。
幼少期の私は喘息とアトピーに苦しみましたが、
私の主治医は神戸生まれの台湾人の女医先生で、当時、東洋医学の視点から漢方、
西洋医学の視点から頓服薬を処方し、
それらにプラスして"医食同源"に基づく食生活の導き、素晴らしい知恵を授けて下さいました。
もちろん家族の大きなサポートもありましたが、
私は幼少期から自分自身の体について大人任せにせず能動的に向き合うことができ、
病気をもちながらも自分に自信を持って症状に対処することができました。
時を経て、素晴らしい台湾茶との出会いがあり、茶芸にも親しむようになりました。
更に、台湾茶といっても茶葉を楽しむ以外に、
様々な植物の恵みを頂く"養生茶"が台湾では日常生活に取り入れられており、
医食同源が根付いていることに改めて触れたのでした。
ふと、思い出す幼少期の漢方生活。
東洋医学では"未病"という視点があります。
日々、養生茶で気軽に心身を整えられたら。
そんな想いで、"好日茶(ハオリーチャ)"が生まれました。
なつめ、龍眼、菊花などを配合...季節やみなさまの状態により内容はことなります。
日々是好日の祈りをこめて。
みなさまに好日茶をお召し上がりいただきます。
心とからだに沁み入る好日茶を、どうぞゆったりとお楽しみください。